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布団の上のモンスターは、たーぞうの掛け声で倒すの巻

うつうつうつつな悶々と生活から脱した頃だった。

規則正しい生活をおくることは、うつ病の治療には大切なことと医師からもカウンセラーからもいわれていた。
目覚まし時計をかけなくてもいいから早くベッドにいく、とかしてみたらどうか、といわれてもいた。

夜からは調子がよくなるので、テレビを見たり、たーぞうとおはなしをしたり、気分よく過ごせる時間だったのでそれを削りたくはなかった。

でも、起きる時間がずれ込むので深夜まで起きているのは控えようと、思ったりしてはいました。
それと、なんとかお昼までには起きるようになりたいな、と考えるようになっていました。

医師との話を毎回、たーぞうに報告していたし、うつ病いんぐの思いもいつも聞いてくれているたーぞうは、ある時からこんなふうにしてくれていました。

それは寝る前に、
「いんぐさんの明日の予定はどんな感じですか?朝は何時に起きる予定なの?」
という質問です。

気にもとめずにいつも適当に答えていました。

予定は「ない」か「病院」と答えるだけのシンプルな予定。

起きる時間はたいてい、
「お昼には起きたいな」
だったように思います。

時々天気予報で晴れと見ていると、
「午前中に起きてお洗濯が終わるように起きる」
というような感じ。

単なるぐうたら人間ですが、「何時に○○をする」というような具体的な時間を決められるほど、予定や計画がたてられる頭ではなかったんです。

それにもし、その目標が達成できなかった時に、
「やっぱりできないいんぐなんだ」
「なんで自分で言っておきながらできないんだろう」
と、落ち込まないようにするための自己防衛だったように思います。

大きな目標だったら、達成する可能性が高くなるし、そのくらいゆるい方がうつ病の時期はいいのかもしれません。

と、いってもなかなか起きられません。
トイレで起きればラッキーな感じですが・・・。

そんな中、たーぞうが
「もう12時ですよ、いんぐさーん」
と起こしにきてくれます。

時には携帯電話からのコール(たいがい枕元においてないけど・・・)。

モンスターが布団の上にのっていて、重くて動けない状態なうつ病いんぐ。
たーぞうの声に目が覚めても、モンスターと闘っていることもあったりしていました。

それが、なかなか布団から出れない毎日だったけれど、たーぞうの助けがあって少しずつ起きるようになっていきました。

昼までには起きてご飯を食べる。
という最低の目標が少しずつクリアできるようになっていきました。

心療内科の先生にも、
「いいことですね」
とほめられた。

たーぞうの声がかかっていることは、いってなかったけれど・・・。
ほめられるとうれしいものですね。

それにご飯を食べれば、抗うつ薬も飲むので、だんだん規則性がでてきて、生活リズムができてきました。

泥のようにねて、目があいていても起きてこない。

そんないんぐを心配してくれてたんだな、とそのときには気づかなかったけれど、ずいぶん時間が経って
感じます。

何気なく支えてくれたたーぞうのアイデアに、感謝でいっぱいのうつ病いんぐでした。

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- PutiRaku -


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