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抗うつ薬の3つの特徴~その3~

「うぅ、頭が痛い・・・。」
そんな時、頭痛薬を飲む。
それは即効性があるからしていること。

「うぅ、なんだかつらい・・・」
そんな時、抗うつ薬を飲む。
頭痛薬のようには効かない。

即効性がないのが、抗うつ薬の特徴。

「不安で不安でたまらない」とか
「考え込んでしまって動悸がしたり、つらくなる」
こんな時には抗不安薬を飲む。

頭痛薬のように、効き始める。

うつっぽいときには、抗うつ薬と抗不安薬の両方が処方されることがある。

うつ病の初期は、不安が混在していることが多いということがわかってきている。
だから抗うつ薬と抗不安薬の両方が出されたりするんだって。

即効性がないから、ある程度の効果がでるまでに2-3日はかかるんだと。
そういえばいんぐもそうだったな。

抗うつ薬を飲めば、すぐに元気になれちゃうのかと思ったらそんなことはなかったよ。

薬を飲み始めて、3日目だったかな。
朝起きたら、それまでの重くてだるい感じの目覚めが劇的変化。

なんだか、楽・・・。
つらいんじゃなかった?って自分に質問してしまいそうなくらい、自覚できる「脱・つらい」。
すごいって思ったもん。

だから効かない、と思ってすぐにやめちゃだめ。
飲み続けること。

内服する薬の量が変更になったときも同じだよ。
すぐには効果がないから、ちゃんと飲み続けて、抗うつ薬が増える前とどう違うか比べた方がいい。

即効性がないから持続するんだね。

血中濃度の安定をはかるってことらしい。
血中濃度が安定しているので、薬の飲む時間が多少前後しても大丈夫。

ちゃんと飲んでいれば、安心だよ。

即効性がないってことは、逆に言えば急激に薬の効果が薄れるってこともないってこと。
常にいい状態でいられるように、ちゃんと飲むぞ。

たまにご飯の時間が不規則になっちゃうと飲み忘れちゃう。
でも、飲み忘れが影響してつらい状態に逆戻りってことはなかったよ。
抗うつ薬の特徴、ありがたやです。

自分の飲む薬だからちゃんと理解しなくちゃね。

1.依存性なし
2.副作用なし
3.即効性なし

これが抗うつ薬の3つの特徴でした。

長期間服用しなくちゃならない場合が多い、抗うつ薬。
安心して内服しましょう!
つらい生活に戻りたくないから・・・。

不安なことや心配なことは、主治医に何でも相談です。

ちょっと落ち着いて、薬について調べることができたいんぐでした。

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