仕事の量を適正にするために
ドイツでは、
「残業時間を含めて1日10時間」
を総労働時間の限度とする法律があるそうです。
ヨーロッパでは、
「仕事から仕事の間に11時間の休息時間を設ける」
などの方策が出されているそうです。
日本では・・・。
どうでしょうか。
「サービス残業」なんていう言葉がある国ですからねぇ。
バブルがはじけた90年代の半ば以降、日本ではリストラが進みました。
リストラが進んだことによって、正社員の数は絞られていきました。
サービス残業を重ねて、膨大な仕事量をこなしてきたのが日本の実情だという人がいます。
近畿大学法化大学院教授の西谷敏さんです。
いんぐのような働き盛りと呼ばれる20代後半から30代は就職氷河期での就職。
苦労して入った職場だけになかなかやめにくく、この年代に膨大な仕事を請け負うようにしわ寄せが着ています。
管理職への負担も大きいということです。
いんぐの上司もあてはまるのですが、役職についているため管理職者には残業代が支払われていません。
「管理監督者」は労働時間規制から除外されるという理由からです。
本来「管理監督者」は、
「経営者と一体的な立場の者」
と厚生労働省の通達で定められてるという背景があるからのようです。
でもこれは拡大解釈ですよ。
拡大解釈されることによって、管理職には残業代なしで無制限に働かせるという状態に結びついているんです。
これは違法なことです。
拡大解釈によって管理職についている先輩たちの負担はものすごく大きいものになっています。
管理職だからといっても人間です。
労働時間には制限が必要だと思います。
そうでなければ、うつ病いんぐみたくなっちゃいますよ。
体を壊すのが先か、心が壊れるのが先か・・・。
管理職は平社員と経営者の間に入って意見を伝える大切な存在です。
この拡大解釈によって、人間らしい生活が送れなくなる前に規制が必要だと感じています。
西谷教授は、
「不払い残業を合法化するために、経済界から労働時間規制を緩める案が出てきたが、
それはぜったいにゆるしてはならない」
といっていました。
また、
「長時間労働の恐ろしさは、心と体が壊れるだけではないのです。
働いて、寝て、身近なことにしか関心を示さなくなります。
自分が被害者であることに気づかず疲弊していくのです。」
ともいっていました。
いんぐもうつ病いんぐなって、この言葉のとおりになりました。
誰しもうつ病になりうるのです。
気をつけてください!
そしてこのような違法状態が横行しないように、法律で労働者を守るように働きかけて欲しいと思います。
働いている人みんなで、自分の健康を守っていきましょう。
雇われている身で、働きすぎるってよくないんですね。
いんぐは痛感しています。
みなさんも働きすぎには注意してくださいね。
Amazy |
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