欝病の治療以外にもリタリンは処方されているそうです。
リタリンとは、うつ病などの治療薬として承認されている向精神薬です。
成分名は塩酸メチルフェニデートといいます。
中枢神経に作用し、興奮や覚醒効果をもたらすく薬剤です。
適応は難治性うつ病と遷延性うつ病、ナルコレプシーとなっています。
子供の注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療にも使われています。
その他に、末期がん患者さんへの治療にも用いられているそうです。
モルヒネなどを使う痛みの緩和ケアでリタリンの覚醒作用を活用しているとのことでした。
モルヒネなどは眠気や倦怠感といったうつ的な症状が強く出る薬です。
患者さんのQOL(生命の質・生活の質)を高めるために、末期の生活には治療上必要という意見もありました。
今回のリタリン乱用による薬物依存症となったという報告をうけて、処方や流通を規制する運びとなっているようです。
製造販売元のノバルティスファーマは、うつ病に対する効能効果を取り下げる方針。
厚生労働省は、処方できる医師や医療機関を限定したり、流通を規制する方向で調整中です。
難治性のうつ病の患者さんだけでなく、このリタリンを必要としている人たちがいます。
正しい知識をもった医師が適切な方法で、必要としている患者さんに届くように調整して欲しいな、と思いました。
ADHDのついても最近名前が浸透してきた障害の名前です。
ジャイアン症候群として紹介されて、いんぐもしったくらいです。
ナルコレプシーの患者さんは、緊張すると突然脱力して眠ってしまう病気だそうです。
日常生活への支障が大きいでしょうから、ナルコレプシーの方にも必要だと感じます。
テレビのコマーシャルで、
「用法用量を守り、正しい方法で服用しましょう」
といっていたのを思い出します。
薬の事典にもきちんと説明文が載っていました。
お医者さんも説明書を読んで正しく処方してくれれば安心ですね。
患者になったらもらった薬を自分なりに調べてみます。
お医者さんも忙しいと思いますが、お勉強をよろしくおねがいします。
Amazy |
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