リタリンに依存するドキュメントをテレビで見ました。
たしか日本テレビの深夜に放送されるNNNドキュメントという番組だったように思います。
タイトルは「オーバードーズ」だったと記憶しています。
薬物依存になっていると、リタリンなしではいられなくなっていました。
最初からたくさんの薬を必要としていたのではなく、受診をして処方された薬がたまたまリタリンだったという人。
心の病の治療を続けていくうちに、リタリンなしではいられなくなっていたといいます。
取材を受けている女性のリタリンの処方されている量が尋常じゃない量で驚きました。
こんなにいっぱい薬を飲んで、大丈夫なのかと心配してしまう量でした。
1種類の薬の処方なのに、薬のシートが何シートもあって大きな薬袋に入っています。
異様な感じです。
合法ドラッグと同じだな、と感じました。
本当に怖いと思いました。
医師が処方している薬なのに、薬物依存に陥るなんて・・・。
医者の処方の仕方にも疑問がありますが・・・。
自分の身は自分で守るしかありません。
リタリンは強い覚醒作用をもつそうです。
「リタリンを飲むとしゃきっとする」
とか
「リタリンを飲むと集中力が増す」
と言って服用する人たちをテレビで見ました。
リタリンをつぶして鼻から吸う方法で摂取する人もいました。
鼻の粘膜から直接吸収されるので、鼻からの吸引は即効性があるためだといいます。
鼻から吸引する麻薬の映像をテレビで見たことがあります。
この麻薬のシーンと医者から処方されたリタリンが同じもののように感じました。
吸引した女性はにたーっと不気味な表情を見せましたが、
「こころが落ち着く、これで仕事がはかどる」
といってパソコンに向かいました。
表現しにくいけれど、怖かったです。
その女性は依存症の治療で有名な病院に入院をして、薬物依存の離脱症状を脱します。
そして退院をしていきました。
日本にはこうやって薬物依存やアルコール依存症への治療を行う病院は数少ないように思います。
群馬県にある赤木高原ホスピタルは依存症の治療で有名です。
http://www2.wind.ne.jp/Akagi-kohgen-HP/
リタリンに限らず、他の向精神薬や市販の咳止め薬を乱用する患者さんをたびたび診るそうです。
具体的な名前が挙げられていませんでしたが、リタリンのように手放せない薬があるとしたら早く相談した方がいいと思います。
体を壊すだけじゃなくて、薬に依存している間の人生を台無しにしてしまうからです。
自助グループ「日本ダルク」の人たちも、薬局で買える市販のせき止め薬への依存が多いと新聞に寄せていました。
1つの薬物に依存するようになると、別の薬にも手を出し、種類や量が増える傾向があるとも言っています。
http://www21.ocn.ne.jp/~darc/index.htm
ASKというNPOの活動も参考にしてみて下さい。
ASKとは、アルコール薬物問題全国市民協会のことです。
http://www.ask.or.jp/index.html
身近な人の人生や命を守るためにも、おかしいなと思ったら近くの病院や専門の機関に相談したいですね。
自分の知らない間に、処方された薬をきちんと飲んでいたことで薬物依存にかかるかもしれません。
薬害にあうかもしれません。
重症な副作用がでるかもしれません。
自分の身は自分で守っていきましょう。
自分の大切な人の体も守ってあげたいな。
そういんぐは感じています。
Amazy |
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