働いていた頃にいんぐもよくやっていた「持ち帰り残業」。
「風呂敷残業」ともいうようです。
そういえば、年配の上司は本当に風呂敷に資料や仕事に関する本を風呂敷に包んで持ち帰っていたな。
懐かしい・・・。
最近多いのは、メールで書類を自宅のパソコンに送って仕事をする「メール残業」だそうです。
ふむふむ。
そういえば親戚の人もよく「メール残業」をしているなぁ。
いんぐの上司もあたりまえのように持ち帰り残業をしていました。
女性の上司で結婚をしていて家庭のある人は、子供たちと時間をすごすためにもよく持ち帰っていたな。
そんな姿もみているから、持ち帰り残業はあたりまえだったし極自然なことでした。
自分もそうすればいいんだ、と今の職場に入ってからそのように感じていました。
残業代なんて払われないのがあたりまえで、そういうものかと思っていたけれどそんなことはないんですよね。
ただ残業代を請求するには、労働時間の正確な記録が必要になります。
過労死をめぐる裁判でも、
妻や夫の証言によって残業の様子や持ち帰った仕事の内容と自宅に残された資料をもとに、
過重労働と認めた判決が幾つかあります。
これは持ち帰り残業を含めて過重労働を認めた判決です。
つまり自宅での残業を労働時間に算入して、過重労働を裁判所が認めたということになります。
実際は、自宅に持ち帰った場合は残業と認められるのは難しいというのが実情だそうです。
というのも、仕事に私生活が入り混じって公私の区別がつけにくいからです。
実際の労働時間を客観的に立証するのが難しいので、持ち帰り残業は認められにくいようです。
そうかもしれませんね。
職場が残業と認めないとしても、自分自身を守る上でも自宅でした残業内容をはメモや日記に残しておきましょう。
「何時から何時、○○に関する資料作り」などという感じです。
働いてた頃のいんぐはそのような意識ではなかったのですが、時々日記として残していました。
でも忙しく中に身をおくと、そのちょっとした記録を残すよりも少しでも早く寝たいと言う気持ちにもなります。
「ちょっとでも仕事をすすめたい」
と思って、忙しくなればなるほど日記も書かなっていました。
そしてどんどん疲れていったし、自分の中で1日を振り返る余裕さえも失っていったと思います。
メモや日記は残しておく方がいいと思います。
残業代は支払われないとしても、自衛策になります。
働きすぎているということに自分自身が早い時期に気がつくかもしれませんし、心や体の不調を発見しやすくなります。
心療内科へいく時やカウンセリングを受けるときにも役立つと思います。
働き盛りの急性心筋梗塞も増えています。
実際にいんぐの中学時代の同級生も亡くなっていますから。
死人にくちなしです。
一人暮らしや家族と離れて暮らしていたらなおさらです。
家族の悲しみを癒すためにも、裁判のためではなくてどんな風にはたらいていたのか知る機会にもなります。
何か残しておく方がいいと感じています。
「労働時間」というのは、使用者の指揮命令かにおかれている時間。
自主的に仕事を持ち帰る場合は、会社の拘束から離れるわけですから労働になりません。
「自宅の方が集中できるから」
とか
「調子がのるから持ち帰って仕事をする」
というのは、自主的に持ち帰ったので仕事ではなくなりますので注意!
もし仮に上司が
「残業するな!」
といっても、与えられた仕事が就業時間内に終わらないような量で、会社に残ったり持ち帰ったりしなければ終わらない状態。
こういう状況であれば、黙示の指揮命令となって、実質的に残業を強制されているので「労働」となるそうです。
日本ではあたりまえのようにサービス残業がはびこっています。
だからサラリーマンのお父さんたちの帰りは遅いのですね。
飲んで憂さを晴らしている人もいるでしょうが・・・。
「会社で仕事をしてくる」方が、「自宅に持ち帰る」よりも何かの時には効力がありそうです。
会社に居残って仕事をしていれば、いざ裁判になった時には残業として認められるケースが少なくないようです。
それは一緒に働いていた同僚やタイムカードなどの退社時間の記録が証拠となるからです。
自分の身は自分で守りましょう!
残業の記録は、うつ病の予防にもなりますし、体の病気も予防してくれることになると思いますよ。
というか、
「就業時間内に仕事を終えて早く帰宅する」
というのがあたりまえの日本の社会になるとよいのですが・・・。
復帰したら、残業はなるべく持ち帰らずに職場でやってこようと思う、いんぐでした。
Amazy |
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