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気力で働く毎日

体調が優れない。

痛いとか苦しいとかないけれど、体が変だ。
動悸がするし、めまいがするし、今日も調子がおかしい。

今日の責任者に体調が悪いことを伝えた。

「調子が悪いので、あまり今日は無理がきかないと思います。
フォローをお願いすることがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
そういうわけで、少し担当を考慮してもらえるとありがたいのですが・・・」

日本語というのは、難しい。

どうにでも聞こえるから。

はっきりノーっていう文化もないし、主張する風土がないし。

アサーティブコミュニケーションを勉強したけれど、うまく使えているかわからない。

アサーティブにって思うけれど、体調が悪いとうまく気も使えない。
そんな自分の余裕のなさにも、自分らしさがなくてつらい。

体調が悪くても、そんなことを伝えずに今までは働いてきた。

でも体調が悪いっていうことも、つらいな。
気を使わせるし、みんなの足を引っ張ることになるから。

それでもあまりの調子の悪さに、伝えて助けを求めるより他なかった。

「大丈夫ですか?わかりました。」
と年下の責任者の人はいってくれた。

「よかった。」
そう思った。

仕事が忙しくなってきた。
急な仕事も入った。

急な仕事は神経も使うし、体力やスピードも求められる内容だった。

内心、
「今日はこういう仕事はできないな。
倒れちゃうかも。」
と、心配になりました。
でも、体調の悪いことを伝えてあるから仕事は振られないだろうと思っていました。

ところが、
「急な仕事が入ったから、それをやってください。
椅子に腰掛けて自分のペースでやってもらっていいですから。」
と、責任者からの指示。

「体調悪いんですが・・・。」

もう言葉は続かない。
椅子に腰掛ければできるって問題じゃないのにな。

その人にとったら、最大限の気配りだったのかもしれないな。

そう思って、無理してはたらいた。

案の定具合が悪くなってきた。
座ってできるような仕事ではなかったから。

気力で乗り切る。

なんとかこなす。

仕事の区切りがついたら吐き気が・・・。

それまでの緊張感がきれると同時に、という感じだった。

こういう無理が重なった。

自分でつらいといっても、仕事への配慮には結びつかなかった。

仕事は変わらず、どんどんふられる。

仕事への責任感ってモノが一応はあるので、仕事はやらなきゃと思ってやる。

毎日気力で働いていたようなものだった。

上司には何度も体調が悪いことは伝えてはいた。

実際病気を患っていた。
入院治療が必要だということや治療の計画も伝えた。

でも日々の責任者や一緒に担当した仲間には、体調が悪いことをいってもいわなくても仕事の内容や

量が変わらないから、相談できなくなっていった。

とにかく、今、目の前にある仕事をやれば、家に帰れる。
仕事を終えれば、職場を離れて、体を休めることができる。

がんばれ、いんぐ。

気力とものすごく神経を高ぶらせて仕事をしていたように思う。

この過剰なストレス状態が長いこと続いたことで、うつ病いんぐが誕生しちゃった。

職場への不信感にもつながった。
それまで、楽しく働いていたのにな。

働きながら、何度も死んじゃうかもと感じた。

死にそうでも、助けてはくれない。

仕事についているから、大丈夫だろうと思っていたんだろうな。

こんな毎日だったから、だんだんおかしくなっていったんだと思う。
自分ではまったく気がつかなかったけれど。

つらい思い出はなかなか消せない。

それでも働いていたいんぐはなんなんだろう。

自分でいうしかないんだけど、いんぐはよくがんばったよ。
本当によくがんばった。

うつ病になっちゃったからには、のんびりして、ちゃんとよくしていこうね。
がんばらないよ、もう。

早くよくなるといいね、と自分に話すいんぐでした。

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