初めて心療内科というところを受診した。
「精神科」というよりも抵抗がなく、受診してみようと思えた。
いんぐは精神科にかかるんじゃない、心療内科だから自分がおかしくなったとかいうことじゃないんだ、という感覚があった。
名前を呼ばれ、診察室に入った。
机といすとホワイトボードがある殺風景な部屋だった。
大きな窓があるせいか、青空と日当たりがよく明るい部屋だった。
何を聞かれるんだろう、と緊張していた。
医師なんて冷酷な態度をとったり、えらそうな感じをとられたら、ちゃんと文句が言えるようにいんぐ自身も落ち着いて冷静に対応しなくちゃだめだぞ、と変な心構えで診察に臨んだ。
大人としての対応ができるようにと構えていすに座ったはずだった。
医師にどのような言葉で聴かれたのかはわからない。
つらかったことやどんなことがあったのかを話すように言われたんだと思う。
淡々と話し始めたはずだったのに、次から次へと涙があふれてくる。
それでも涙を拭いながらも、自分が感じていたことのすべてやつらかったことなんかを話し続けた。
涙が止まらない。
医師がどんな顔をしていたとか全く覚えていない。
私の言葉をさえぎることなく、聞き続けてくれた。
泣きながらもすべて洗いざらいすべて話していた。
人見知りのいんぐが、初対面の人に、こんなにストレートに何でも話せるなんて・・・。
自分にも驚いたが、ものすごく話したことですっきりしていた。
「それはつらかったですね」
そういってくれた。
すべてがその言葉で癒された気がした。
初対面の見ず知らずの人に、こんな経験いままでしたことなんてなかった。
抑うつ状態にあること、抑うつ状態とはどういうことか、それには薬が効くことと休養が必要なことを説明してくれた。
すっきりしたせいか、ボーっとする頭でなんとか言葉を受け止めながら、診断書によって職場に行かなく
てよいという現実にほっとした。
そして、医師に対する信頼感と安心感がうまれていた。
診断書と処方箋をもらって、病院を後にした。
外の空気はそれまでと全く違ったものに感じた。
こんなに楽になれるんだったらもっと早くくればよかった。
意外といいところだった。
みんなもつらかったら、どんどん心療内科や精神科に行ったほうがいいよ!
すっごく楽になっちゃうから。
大きな声でおすすめしたくなった、いんぐでした。
- PutiRaku -
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