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心と体が求める場所

うつ病で休んでいるのに不謹慎だとは思いますが・・・。

どこか旅行をしたい。

海外旅行とかいいな。
国内旅行の温泉とか癒しの旅とかでもいい。

うつ病で休職中なのにおでかけなんてご法度かな。

病気で休んでいるのに出かけるのはよくないことだよな。
毎日引きこもってばかりなのは、誰かに会ったらどうしようって不安になっちゃうから・・・。

どこか離れたところにいくのなら、気持ちも解放されるかもしれない。

緊張している毎日も、自然の中に行ったら楽なれるような気がする。
海や山のような自然のあるところに身をおいてみたい気持ちがわいてくる。

どこか遠くに行きたいって「~したい」ってことだよね!?

こんな風に思えるようになったのは、いいことなんだよね!?

出かけた場合に、その道のりや目的地で知っている誰かと会ったらどうしようって思う。

ついつい世間的なことや職場での立場を考えてしまうのが、うつ病になりやすいところなのかもな。

でもちょっと待って。
お出かけを不謹慎だなと思っちゃったら要注意!

「~(し)たい」という言葉が出てきたことはうつ病の人にとって、とっても進歩なんですよ。
もっといっちゃえば、いいことなんですよ。

そして喜べることなんです。

これだけはわかっていただきたい。

考えが浮かぶだけでこの時期は実際に出かけるようなエネルギーはもっていません。
本当に行動できるほど回復しているわけじゃないですよ。

でも行動はできないけれど、ちょっとしたうつ病の回復の兆しですよ。

「何かしたい」という気持ちがちょっとでもわいてきたことは、大きな変化。

健全な考えが浮かぶこと自体がすごいことなんです。

「今日は掃除してみようかな」とか、
「おなかすいたからご飯食べてみようかな」とかでもいいんです。

少しずつ暗いトンネルの中を進んできている証なんだと、患者となった自分とサポートしてくれている人で感じましょ。

いんぐが「自然の中に身をおきたい」と思ったこと。
それはうつ病いんぐにとって、感動に値する出来事でした。

うつ病への理解が不十分だと、

「仕事を休んでいるのに出かけたり遊んでいるとは不謹慎だ。」
「病気で休んでいるのに遊ぶとは何事だ。」
「休んで仕事をしていないのに、職場の外では楽しそうにしている、ずるい。」

という考えがでてくるかもしれません。

普通に考えても、気分転換でどこかにでかけるっていいことでしょ。

自然の中から得られるエネルギーっていうものがあると思います。
海は母親、山は父親のぬくもりがあるそうです。
生きるものからエネルギーをいただく。
東京では得られないパワーを自然の中から感じるように思います。

どこかにいきたいな、と思ったこと。
そのどこかが自然のあるところだったことも、不思議な感じがします。

うつ病になって、脳のエネルギー不足になったいんぐ。
脳のエネルギーだけじゃなくて、生命のエネルギーも不足しているように感じました。

何か抜け出せると、命の洗濯に出かけようとするものなのでしょうか?
極自然に、自然が豊かな土地を求めている体に気がました。

本当に不思議です。

心と体が求める方へ、歩んで行こうと思っているいんぐでした。

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