うつ病いんぐになってから、一人での買い物は苦手になった。
うつ病と診断される前頃から、外出する機会があっても買い物や食事のオーダーにものすごくエネルギーがいるようになっていたので、欲しいと思っても買ったり頼んだりしなくなっていた。
いつもなら気に入ったものは、ホイっと買えていたのにそれができないなんて。
のどが渇いても、接客のない自動販売機か家まで我慢。
店員さんに声をかけられたらどうしよう、答えられないかもしれない。
これくださいって言えるかな。
本当に買っていいものなのかな?
自分にあっているのかな、本当に欲しいのかも自信がない。
緊張して、どきどきしてしまう。
気になった靴があって何度かお店にいっているのに、買えない。
店員さんが来ると立ち去ってしまいます。
鏡で服や靴を見ても違和感があるし・・・。
とにかく上の空に近い状態になってしまい、ふわふわした体の感じに自分でも困ってしまう。
困ったあげく、たーぞうに相談した。
「いいなと思う靴があるんだけど、買ってもいいか一緒にみてほしい」って。
「欲しければ買えばいいんじゃない・・・」と言いつつも一緒に行ってくれた。
そばにいてくれただけで安心して、どきどきしたけど「これください」と言えた。
よかった。
家に帰ってきて鏡の前で何度も靴をはいてみて、
「やっぱりいいとおもったんだぁ」「かわいい」
といううつ病いんぐ。
家は安心できる場所だから、外での緊張みたいなことはなくてやっぱりいいな。
買い物できてよかったと感じた、いんぐでした。
- PutiRaku -
・出てこい、ぬりかべ!←[前] ・ はじめてのおつかい [次]→・レジVSいんぐ