お笑い芸人の快児さんのネタを見た。
記者会見で質問をする記者に扮して質問を投げつけていくネタ。
記者会見が終わろうとしたときに、快児さんが
「ちょっとまってください」
と呼び止めて、日常の疑問をぶつけていく。
その質問をしている姿をみて、うつ病いんぐもマイクを持っていいたくなってきた。
「ちょっと待ってください。
どうしてなんですか!?
いんぐがうつ病いんぐにんなっちゃったのは!?」
「ちょっと待ってください。
どうしてなんですか?
体調が悪いといっても仕事の負担を減らしてくれなかったのは・・・」
快児さんはお笑いだから笑える内容だけど、いんぐのは違うなぁ。
内容が重いというか、怒っているような。
うつ病は、つらいっていう思いがいっぱいになってしまう。
その中に、どうして自分が?なぜ?、という思いもいっぱい沸いてくる。
うつに陥る前には、心の視野狭窄という状況が起こります。
誰に助けてもらうとか相談するということもできない状態になっていきます。
それまでは愚痴をいってすっきりしていたのに、人との交流もしたくなくなっていって、
職場で一番話がしやすい人にさえも話すエネルギーがなくなっていきます。
落ち着いてくる、こういう状況にいる自分が信じられないんです、まだまだ。
なんで助けてくれなかったんだろうって思ってしまう。
なぜ心無い言葉をはくんだろう。
だれかを責めたくなってしまうんです。
自分ではどうすることもできなくなっているし。
それまで、仕事の中で誰かのせいにしたり、誰かを責めるということはなかったのに。
自分でも信じられないけれど、そういう思いがわいてくるんです。
うつ病の本人はそれだけつらい思いをしたからだと思いますが・・・。
こんな風になるまえに、誰かに気づいてもらって、誰かが助けてくれれば、そんな風にも思います。
仕事をちょっと変わってくれれば。
ちょっと手伝ってくれれば。
仕事の量を減らしてくれれば。
がんばり過ぎちゃった結果、今があるんだけど。
こんな風になるまえになんとかできたんじゃないかなって。
オーバーワークは健康によくないですね。
結果として、自分は過剰なストレスで体も心もぼろぼろになった。
結果として、その目先の仕事は片付いたけれど、長期休職によって迷惑をかけた。
自分のためにも会社のためにもなりませんから。
快児さんのネタのスタイルで、思い切り言いたくなった。
本当にいうことはないけれどね、ははは。
カウンセラーの前では、いっぱい話したなぁ。
つらいときは言葉にして吐き出さなきゃだめなんだってわかったよ。
なんでも溜め込んではだめですね。
カウンセリングを繰り返して、心の整理がつきました。
やってよかった、と思っているいんぐでした。
Amazy |
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