確定申告の時期です。
いんぐは会社員のため確定申告する内容はないのですが、ずっとこの日を待っていました。
なぜならば、医療費控除で還付申告ができると思って!
いっぱい支払ってきて通院治療代に薬代。
ちょっとでもいいからこの負担を楽にして欲しいって思っていました。
お金が戻ってくれば、ちょっとは生活が楽になりますから・・・。
1年半も働かず、ニートな状態での生活が続きました。
欝病によって勉強する気もなければ、働く気力もわいてこない。
まさに「ニート」の言葉どおり、です。
ニート(NEET)は英国政府が労働政策上の人口の分類として定義した言葉です。
Not in Education, Employment or Trainingの略語。
教育を受けていない、労働をしていない、職業訓練もしていない人のこと。
病気でそうなっちゃんだから仕方ないんだけど、欝病いんぐってまさにニートだなと自覚していました。
会社に席はあるけれど、行くことができないし。
そんなわけで収入がありません。
幸いにも会社員であり社会保険制度によって、傷病者手当金という病気で休んでいる人に支給されるお金は受け取っていました。
これがなかったら生きていけなかった。
それにこの傷病者手当金の支給が終わったら、もうお金がなくて路頭に迷うところでした。
給料の6割が銀行口座に振り込まれます。
働いていた頃の給料の6割ですから、働いていた頃と同じような生活はまずできません。
貯金は切り崩されていく一方。
1年間通い続けた心療内科の治療代と調剤代。
抗うつ薬の副作用で副鼻腔炎になった耳鼻科の診療代。
あともともと手術した病気の術後の定期検診代。
と、一年間通院ばかりが予定だった欝病いんぐの祭典です。
医療費控除の還付申請!
国税局のホームページをみて、e-Taxという便利な方法もあったのですが今回は税務署に赴きました。
持ち物は、分厚くたまった領収書と源泉徴収票。
そして還付金を振り込んでもらうための銀行の通帳と印鑑を持っていきました。
領収書を提出するための封筒をもらっていざ計算!
ぱちぱちぱち・・・。
ぱちっ、ぱちぱちぱち・・・。
金額が間違ってないかダブルチェックもしました。
な、な、なんと!
約12万円にも及ぶではありませんかっ!!
こんなに支払っていたの!?
本当に驚きです。
主には心療内科にですよ・・・。
ありゃりゃ。
なんてこった。
これには往復の電車賃はいれていません。
相当お金がかかりました。
年収200万以上の人はこのかかった医療費から10万円をひく計算式のコマへ進むのですが、
欝病いんぐは働いていませんから、余裕で年収200万未満の計算式へ。
ふわーっ。
お金がないのにこんなに医療費を払っていたとは・・・。
かなりくらくらきました。
ところがです。
お気づきの方もいたかもしれませんが、なんと傷病者手当金の支給がされて収入はあるのですが、
これって源泉徴収されてないんですね。
初めて知りました。
そうです。
つまり0円。
そうです。
源泉徴収されていない、つまり税金を納めていないことになるので還付申請はできないのです。
がーん!!
こんな一生懸命、計算したのに・・・。
いえいえ、そんなことよりも収入がなくてこんな医療費を払っているのに見捨てられるなんて・・・。
えーん、えーん。
どうなっているんだあー。
医療費控除が受けられるのは、源泉徴収されている人だけということをお忘れなく・・・。
欝病で傷病者手当金を1年間もらって生活していた場合、源泉徴収の欄は要チェックです。
みなさんもがっかりしないように、うつ病いんぐからの情報提供でした。
長期療養と治療が必要になるうつ病にご理解を・・・と付け加えておきましょう。
財政難のうつ病いんぐでした。
Amazy |
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