小学校からの友人たちと久しぶりに会う約束をしました。
職場の人たちでなければ、人と会おうという感じもでてきて、うつ病いんぐともさよならできるのかも、という希望も見えてきます。
うつ病の状態が安定するというのは、すごく生活の変化が感じられてうれしい限りです。
「うれしい」という感情がでてくることも、大きな回復の兆しのように感じます。
友人から映画に誘われて、映画を見ることに・・・。
わくわくしていました。
実際、映画が始まるとぐーぐーと眠ってしまいました。
最初は集中してみていたのに、自分でもいつから記憶がなくなったのかわからないほど、すっと意識が消えていました。
おそらく、神経を集中したことで脳内物質が消費されてしまったようで、しっかり寝てしまったのだと思います。
いんぐは映画が好きと認識していた友人は、
「いんぐ、まさかと思ったけれど途中で寝てたよね?」
と驚いていました。
つまらない映画ではなかったのですが、「・・・」な感じです。
暗くなると眠くなるタイプではありますが、いつもあんなにいっぱい寝ているのに、不思議な気持ちでした。
うつ病いんぐになってから、たしかに何かを集中して行う、ということができなくなっていました。
例えば読書。
読書する気なんておきないし、本を開いても文字が頭に入ってこない。
レンタルビデオやDVDをみるとかも無理。
時間がいくらあっても、出かけたい気持ちがないし、節約しなくちゃならないし、観賞する気もおこらない。
休職して時間があるのに、何もできないし、今まで知っている有意義に一日という時間を過ごすことができない葛藤。
でも休職は単なる休暇ではない。
うつ病という病気になってそれを治すために休む必要があって休んでいるのです。
娯楽のための休みじゃないから、それまでの休日の仕方とはまったく違うんだということをよく自分や周りの人に理解してもらう必要があります。
のんびりすることが治療であるうつ病は、今までの自分やみんなが知っている休みと意味が違うのです。
映画を見ている中の居眠りも、まだ治療の段階にあることを意味しているんだ、と振り返ってみて感じました。
まだ集中して何かをやることは難しい。
だからまだまだ脳内物質の分泌がスムーズにいくように、チャージする時間がいんぐには必要なんだと休むことを肯定して考えるようにしていました。
映画の中でぐっすりエネルギーチャージができたおかげで、そのあとの夕食は眠くなることもなく、友人とのおしゃべりも楽しむことができたので、結果としたらいい居眠りだったな、と思います。
居眠りも肯定的に考えられるようになった、うつ病回復期のいんぐでした。
Amazy |
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