だらだらと通院している頃。
その頃にいったい何をして過ごしていたんだ?
仕事を休職してからというもの、書き込まなくなったスケジュール帳を開いてみる。
主な予定といったら本当に決まった曜日に「予約時間と通院」しか書いていない。
それもうつうつうつつな時の悶々としていたときには、それすら書いていない。
予定を書き込むと言う作業さえだるくて、やる気が起きなかったみたい。
うつ病という病気のおそろしくすごい力を感じてしまった。
こんなことすらもやる気が起きないとは。
すごい病気になってしまったもんだ。
そんな風に予定帳を開いてみていたよ。
うつ病生活の安定期にはいっている欝病いんぐ。
といっても、今はだらだらと通院している頃、とでもいうのかな。
だらだらの通院時代。
この頃になると、ちょっとずつ思い立った人と会う約束を自分からするようになった。
例えば、職場を去っていった友達。
元気なさそうにしていた友達。
うつうつうつつな頃に、よくご飯に誘ってくれた親友。
ちょっとずつだけど、連絡を思いつきでとるようになった。
そんな予定がぽつぽつとスケジュール帳に記入されていく。
思いつきだから、いざ友達と会う日が近づいてくると気が重くなる。
普通に話せるかな。
ちゃんと時間に間に合うように行けるかな。
今の自分について話せるかな。
泣いちゃわないかな。
人と会うとものすごく疲れるけれど、大丈夫かな。
出された食事を残さずに食べることができるかな。
いろんな心配なことがわいてくるんだよな。
人と話したい、と思いながらも、人と会話を楽しむにはものすごくエネルギーが必要になるんだよね。
鬱病になってみてわかったよ。
そんなふうに緊張しながら友達と会ってたな。
スケジュール帳は、仕事をしていたときは空白を探す方が難しかったのに、今はすっきりしている。
わかりやすくていいか。
あまりに空白が多いところは、通院した日に予約時間を記入したよ。
真っ白すぎて気持ち悪いし、使ってないのはなんだかもったいない気がしてね・・・。
診察券に書かれてあった予約時間を書いていく。
あとは予定なし。
1年が終わるまでには、予定を書き込む状態になっているといいな、と思ういんぐでした。
Amazy |
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